場合の数と確率の問題
区別のつかない 個の玉を、区別のつく つの箱 にすべて入れる。空の箱があってもよいが、どの箱にも玉は 個以下しか入れられない。このとき、箱 に入る玉の個数が箱 に入る玉の個数より多くなるような入れ方は何通りあるか。
ヒント
行き詰まったら、上から順に 1 つずつ開いてください。
ヒント 1
箱に入る玉の個数を とおき、方程式の整数解の個数の問題に言い換えよう。条件 は、 と を入れ替える対称性を使うと扱いやすい。
ヒント 2
まず上限 個つきの解の総数を、重複組合せと包除原理( 個以上入る箱があるものを除く)で求める。次に となる解の個数を数え、「(総数 の個数) 」を計算する。
ヒント 3
上限つきの解の総数は である。 のときは となるので、 のそれぞれについて を満たす の個数を数えよう。
答えと解説
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解説を読む
箱 に入る玉の個数をそれぞれ とすると、求める入れ方の数は
を満たす整数の組 の個数に等しい。
手順1:上限つきの解の総数を求める
まず条件 を外し、 を満たす組の総数 を求める。
- 上限を考えない非負整数解の個数は、重複組合せより 。
- 特定の 1 つの変数が 以上になる解を数える。例えば のとき とおくと となり、解は 個ある。変数の選び方は 通りである。
- 特定の 2 つの変数がともに 以上になる解は、同様に和が となるので 個ある。変数の選び方は 通りである。
- 3 つ以上の変数が 以上になることは、 よりない。
包除原理より
**手順2: となる解を数える**
のとき である。 とおく。 で となる の個数は、 のとき 、 のとき 、 のとき である。
- : より 個
- : より 個
- : より 個
- : より 個
- : より 個
- : より 個
したがって となる解は 個ある。
手順3:対称性を使う
と を入れ替えても条件 は変わらない。よって となる解と となる解は同じ個数ある。したがって求める個数は
となる。
答え: 通り
別解
箱 A, B, C, D に入る玉の個数を とすると、、 の整数解のうち となるものを数える。
(1) 全体の個数 を包除原理で求める。上限なしの解は 通り。ある箱が 個以上になる解は、その箱から 個引いて 通りで、箱の選び方が 通りなので 通り。2 つの箱が同時に 個以上になる解は 通りで、組の選び方が 通りなので 通り。3 つ以上が同時に 個以上になることはない。よって 。
(2) となる個数 を求める。 とおくと 、。
- : は不可能で 通り
- : より の 通り
- : より の 通り
- : より の 通り
- : より の 通り
- : より 通り
合計 。
(3) と の入れ替えで の場合と の場合が一対一に対応するので、求める個数は 。
検算: の個数を別の見方で確かめても 通りで、 は偶数なので整合している。