微分法と積分法の問題
を実数の定数とする。
とおくとき、 がすべての実数を動くときの の最小値を求めよ。
ヒント
行き詰まったら、上から順に 1 つずつ開いてください。
ヒント 1
絶対値を外すために、積分区間 の中で の符号が変わるかどうかで場合分けしましょう(, , )。
ヒント 2
のときは、積分を の 2 つに分けて計算します。
ヒント 3
のとき となります。これを で微分して増減を調べ、ほかの場合の値の範囲と比べましょう。
答えと解説
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解説を読む
積分区間は です。 の符号が区間内で変わるかどうかで、、、 の 3 つに場合分けします。
**(i) のとき**
で なので
これは について減少する 1 次関数なので、 では です。
**(ii) のとき**
で なので
これは について増加する 1 次関数なので、 では です。
**(iii) のとき**
では 、 では です。
前半の積分は
後半の積分は
よって
増減を調べるために微分すると
とおくと、 の範囲では です( なので範囲内にあります)。
- では なので は減少します。
- では なので は増加します。
したがって、この範囲では で最小になります。
最小値を計算します。 なので
まとめ
です。これは (ii) の下限 よりも、(i) の下限 よりも小さくなります。
よって、求める最小値は
です( のとき)。
別解
の範囲で場合分けして を求める。
(i) のとき、 で なので
。これは について減少し、 で 。よって最小値は 以上。
(ii) のとき、 なので
。これは増加し、 で 。よって最小値は 以上。
(iii) のとき
。
より ( の範囲内)。この前後で は負から正に変わるので極小かつ区間内の最小。
このとき なので
。
検算:端点では 、 で、(i),(ii) と一致し、いずれも より大きい。
よって最小値は 。